時々行われるクラシックカー仲間のストリートミーティングに参加しました。
車は1935年製ライレー9ケストレル。英国のベイシックなファミリーカーですが、当時からモダンで美しいサルーンと定評の高かった車です。
雨上がりの、古い車には(そしてノイにも)ありがたいような涼しい曇り空の中、念入りな整備を済ませノイを同乗させて華々しく(?)デビューしたのですが、全行程50km以上の初ドライブはかけ値無しに楽しい反面、競技会でノイに気を使うどころではない神経を車の挙動や音に使い果たし、無事ガレージに収める頃にはすっかりへとへとになるほどでした。
モータリゼーションの幕開けを向かえていた1920〜30年代、車と犬はどちらもが当時のモダンなライフスタイルにおいて重要なシンボルとなっていました。そんな時代に思いを馳せながら、英国ではよくあるような曇り空の下で当たり前のように愛犬を乗せてドライブする楽しさは、その後の犬連れカフェで飲むプレーンティーよりもはるかにスノッブで英国的な満足感を与えてくれます。それがたとえ車から時折発せられる異音におののき、やんちゃなノイに手を焼きながらであっても・・・。

本日の主役 1935 Riley 9 Kestrel
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深窓の美女ならぬサモエド
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いにしえの時に思いを馳せながら
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とりあえず記念撮影
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